2019.04.16-1-1朝:トースト(6枚切り×2枚)、半熟卵(2個)、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は川端康成の命日である。

川端康成を知らぬ人はまずいないだろう。

日本を代表する文学者のひとりで、日本人として初めてノーベル文学賞を受賞した人である。

有名な作家であるが、残念ながら、その作品を読んだことはない。学生時分に『雪国』くらいは読んでおかねば、と、思って読みだしたが、途中でやめた。『伊豆の踊子』は何度も映画化されており、おそらくは氏の諸作品のなかでも、『雪国』と1、2を争うくらいに、知名度の高い作品であろうが、これまた読んでいない。どうも知名度の高い作品を読むのは、ミーハーなような気がして、気が引けるのである。

散作も、氏の作品は読んでないのではないだろうか。氏の作品から受ける、「日本の古典美」と云う印象が、若い頃の感覚に馴染めなかった、と、云っていた。わたいも同感である。

これを機に、一度なにか読んでみようか。現在ならば、若い頃のような衒気も失せていることだし、かえって新鮮な気もちで読めるだろう。

もっともそのことと、わたいの食卓に並ぶ献立とには、なんらの関連もない。

文学とも、日本の古典美とも、一切まったく関係のない、いたって非文化な、凡俗極まりない献立である。

2019.04.16-2-2昼(弁当):麦飯(ピリ辛らっきょう)、鰯の生姜煮、小松菜のわさび和え

今週の副菜は、小松菜のわさび和え一本槍、で、ある。

近所のスーパーで買うと、駅前の商店街で買うよりも、量が少ない、と、何度も記したが、そのことが念頭にあって、つい、買い過ぎてしまったようなのである。

さいわい、小松菜のわさび和えばかりを副菜にすれば、買った小松菜を余らせるようなことはない。2束買った菠薐草は、軽く湯掻いて冷凍保存した。そんなわけで、今週は弁当のお菜と云わず、晩食のお菜と云わず、副菜は小松菜のわさび和え、で、ある。冷凍保存した菠薐草は、副菜が不足したときに解凍してお浸しにする。菠薐草は冷凍保存すると旨味が増すので、かえって好かったかもしれない。

鰯の生姜煮は、これまで、酒、砂糖、薄口醤油で味つけし、刻み生姜もしくはチューヴ、梅肉チューヴもしくは梅干を潰したもの、を、入れていたのだが、今回は砂糖の代わりに、みりん(精確には、みりん風調味料)を使用した。

以前にも記したかもしれないが、とあるWebsiteで、砂糖はカルシウムの吸収を妨げるので、砂糖の代わりに、みりんを使った方がよい、と、載っていたのである。

そのせいか、コクが少なくなって、甘味が増したような気がする。もちろん、たんなる気のせいかも知れないが……。

2019.04.16-3-1晩:玉子麦飯、即席みそ汁(わかめ、とろろ昆布)、揚げないトンカツ(2枚)、小松菜のわさび和え、熟成キムチ、冷奴、納豆、味付海苔

揚げないシリーズ第3段、揚げないトンカツ、で、ある。

『「揚げない」揚げもの』なる本を買ったことは、以前にも記したと思うが、これはいつも参考にしている、某料理レシピサイトに載っていたものである。揚げない唐揚げや、揚げないコロッケよりも、上手く料理ることが出来た。

料理り方は簡単で(でなければ料理らない)──、

① 生姜焼用の豚肉に、塩胡椒をふる。

② パン粉をフライパンで、きつね色になるまで空煎りする。

③ ①の豚肉に、小麦粉をまぶし、溶き卵をくぐらせ、②のパン粉をつける。

④ フライパンにクッキング・シートを敷き、③の豚肉をのせて、中火~弱火で焼く。

⑤ 中までしっかり火が通ったら、出来上がり、である。

冷蔵庫に保存しておいたものを電子レンジで温め直したのだが、パン粉が剥がれることも(あまり)なく、サクサクした食べ応えで、これまた、新たなお気に入りのひとつ、と、なりそうである。

汁物を手抜きして即席みそ汁にしたために、野菜の摂取量が激減している。困ったことだが、やむを得ない。それでも青菜類だけは、極力、摂取するように心がけている。漬物類も、野菜類の一種、と、考えられるので、少量なりと云えども、摂取効果はあるだろう。