ろ~りぃの食卓

二十代の初め頃、「キャベツの千切りって、どうやるんだ?」と、訊いて呆れられ、みそ汁を料理るときに、具材よりも先に味噌を入れて蔑笑われた男でも、これぐらいの料理ならできる! と、云う、見本です。 料理が下手と云われて落ち込んであるあなた! 自分は料理なんてできないんだ、と、諦めてるあなた! このブログで自信をつけてください! わたいができることならば、だれでもできる! あなたにだって、きっとできる!

2020年05月

こんにゃくの日のひとりめし

2020.05.29-1-2朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は〝こんにゃくの日〟である。

「今日は何の日~毎日が記念日~」と云うWebsiteによると、〝全国こんにゃく協同組合連合会が1989年に制定〟したもので、〝種芋の植えつけが5月に行われることと、五(こ)二(に)九(く)で「こんにゃく」の語呂合せから〟この日が選ばれた、と、云うことである。

こんにゃくは一時(現在でも?)ダイエット食品として重宝された。

こんにゃくの主成分は、水分と食物繊維で、ために低カロリーで、満腹感が得られる、と、聞いたことがある。

こんにゃくのその他の美点は、無味であるために、どんな味つけにもなじむことと、その廉価なことが挙げられるだろう。

そしてなによりも、老廃物や不要物を排出し、むくみや内臓脂肪の蓄積、コレステロール値の上昇を抑えてくれる。栄養の摂取よりも、老廃物や不要物の排出に効果のある食材である。

古来我が国では、〝こんにゃくはおなかの煤払い〟と呼ばれて、その効能が認められてきた。摂取ばかりでなく、排出をも重視していた点は、驚嘆に値する。

───過ぎたるは猶及ばざるが如し。

───一利を興すは一害を除くに如かず。

───己の欲せざるところを人に施す勿れ。

抑制、自己制御を重視してきた、東洋思想に合致した食材である。

ために個性の圧殺を招来した負の側面もあるが、近年、西洋流の我儘勝手な権利主張や、無自覚のしたい放題いいたい放題を見聞きするにつけ、その弊害が顕著になっているように思われる。

明治維新以来150年余、そろそろ西欧の悪徳思想から脱却して、東洋本来の美徳に戻るべき時期であろう。


2020.05.29-2-1昼(弁当):麦飯(ピリ辛らっきょう)、メンチカツ(2個)、小松菜のわさび和え、白菜の酢漬け

 

白菜の酢漬けは、酢を利かせすぎたようである。さばの酢漬けのときもそうだったが、どうも酢漬けであることを意識しすぎるようである。

酢が健康によろしいことはみなさんご存じのとおりであるが、わたいは体質上、あまり摂りすぎるのはよろしくない。汗と一緒に排出された酢の成分(酢酸?)が、皮膚の状態を悪化させるのである。

次回からは少し酢の量を抑えることにしよう。

メンチカツは、市販のものよりも内容の詰まった、ボリウムのある仕上がりになった。早い話が、硬く形成しすぎたのである。もそっと、ふんわりゆるやかに形成したほうがよかった。途中での型崩れを怖れたのであるが、そうそう型崩れもしないことが判った。言い訳するつもりは毛頭ないが、初回にしては上出来だろう。

小松菜のわさび和えと云い、白菜の酢漬けと云い、初夏らしい献立である。

花火の日のひとりめし

2020.05.28-1-1朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は〝花火の日〟なのだそうである。

Wikipediaによると、〝1733年(享保18年)のこの日(旧暦)、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられたことを記念〟して定められたそうである。

これはその頃〝畿内を中心に飢饉に見舞われ、江戸ではコレラが猛威を振るい多数の死者を出した暗い世相の中、将軍吉宗が死者の慰霊と悪霊退散を祈り両国大川(隅田川のこと)の水神祭りを催し、それに合わせて20発前後の花火が披露され、これが隅田川川開きの花火の起源になったと言われている〟のだそうである(Wikipedia/「花火」より)。

花火の日、と、云うには、いささか時期尚早のような気がする。あくまでわたいの感覚だが、花火は納涼風物詩の一種で、7月から8月までの間に行われるもの、と、思っている。

より風物詩らしく云えば、梅雨明けから盆までの間、と、云うことである。

花火の掛け声として、「たまや」が有名であるが、昔はこれとならんで、「かぎや」の掛け声もあった、とは、落語好きな方ならご存じであろう。

散作は最近、横溝正史氏の由利・三津木ものにハマっているそうだが、そのなかの「夜光虫」と云う作品が、東京の川開き花火から始まるのだそうである。また、同シリーズの「仮面劇場」には、大阪天満の天神祭りの光景が出てくるらしい。

花火とミステリ、なるほど、これからの季節にぴったりである。

 

2020.05.28-2-2昼(弁当);麦飯(みそかつおにんにく)、メンチカツ、ほうれん草のお浸し、かぼちゃの煮物

 

関東ではメンチカツと云い、関西ではミンチカツと云う。

わたいは関西文化圏で生まれ育ったため、当然、ミンチカツが正流だと思っていた。周囲の人々もみな、「ミンチカツ」と、発音していた。

最初に「メンチカツ」を知ったのは、本によってである。そのときは、誤植に違いない、と、信じて疑わなかった。その後たびたび、「メンチカツ」と表記されているのを目にするにつけ、そちらのほうが正流なのか、と、思うようになった。

「メンチカツ」が正流で、それが関西方面では訛って「ミンチカツ」になったのか、と、思った。

ところが、いろいろなWebsiteを閲覧してみると、そうでもないらしい。関東、関西で、それぞれ別個に誕生した結果、それぞれそのような呼び方になったらしいのである。なるほど、面白いものである。

それにしても、ピーマンの肉詰めひとつ覚えただけで、ハンバーグ、メンチカツ、と、ヴァリエーションが拡がる。損得で物事を考えると人間がさもしくなるが、なんだか得した気分である。

 

2020.05.28-3-2晩:玉子麦飯、メンチカツ(2個)、小松菜のわさび和え、白菜の酢漬け、木綿奴、納豆、味付海苔

 

メンチカツの材料にじゃがいもを加えると、コロッケになる。そうなると、ここにまた1品、献立のレパートリーが増えることになるわけである。こう云った形で、次々に新しい献立を習得していくのは愉しいものだ。記憶や創造の領域でいわゆる、〝連想法〟と云うヤツである(ちょっと違うかな?)。

白菜の酢漬けは今回初めて料理ってみた。いままでは残ったものを簡単漬けないしは浅漬けにしていたのだが、今回は本格的に(?)酢漬けを料理ってみようと、白菜1/4をまるまる使用した。それにしても、漬物にすると、嵩が減ってしまうのはさすがである。これならまるまる1玉使用しても充分消費できる。白菜の大量消費にはもってこいである。

白菜はわたいのいわゆる淡色野菜で、ほうれん草や小松菜などの青菜類と違って、葉緑素の摂取効果はあまり期待していない。しかし白菜は、ブロッコリやキャベツ、それに小松菜などと同じ、アブラナ科に属する野菜である。

アブラナ科に属する野菜は、がん、心疾患、脳血管疾患の死亡リスクを低下させる効能を有することはよく知られている。その白菜は、鍋物やスープだけでなく、漬物にしても大量摂取が可能である。

ちなみにわたいは今回───

① 砂糖、酢、オリーヴ・オイルを混ぜ合わせる。

② 白菜をざく切りにし、塩もみして15分ほど放置する。

③ 水分を絞って①に漬ける。

と、云う手順を踏んだ。

油ものは極力忌避する傾向にあるのだが、オリーヴ油は健康によろしいことが盛んに喧伝されているので、今回はめずらしく使用してみた。

大山倍達氏も述べておられたように、水と油は相性が悪いが、酢と油はなじみやすく、ドレッシングの基本となっている。

地中海諸国には健康長寿の人々が多いようであるが、その秘訣はオリーヴ油にありとの説もある。

日本でも化け猫は行燈の油を舐めているが、やはり洋の東西を問わず、油は不老長寿の妙薬なのかもしれない?

百人一首の日のひとりめし

2020.05.27-1-2朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は〝百人一首の日〟なのだそうである。

「今日は何の日~毎日が記念日~」と云うWebsiteによると、〝1235(文暦2/嘉禎元)年のこの日、藤原定家によって小倉百人一首が完成された〟とのことで、〝藤原定家の「明月記」の文暦2年5月27日の項に、定家が親友の宇都宮入道蓮生(頼綱)の求めに応じて書写した和歌百首が嵯峨の小倉山荘(嵯峨中院山荘)の障子に貼られたとの記述があり、この記事が小倉百人一首の初出ではないかと考えられている〟のだそうである。

昔は正月の遊びとして、この百人一首によるカルタとりが盛んにおこなわれていたそうであるが、わたいの幼少時にはすっかり廃れてしまっていた。もっとも、やっているところはやっていたのであろうが、あいにく我が家は、そのような古式ゆかしい伝統文化とは無縁の家庭だった。せいぜいやって、坊主めくりくらいである。

それが近年では、「ちはやふる」の影響で、競技歌留多が盛んになり、現在でもその影響が続いているとかいないとか。

きっかけはなんにしても、こういう古き良き日本の伝統文化の復活を聞くのは、悦ばしいことである。

散作に云わせれば、それまで打ち棄てられて顧みる者も稀だった競技歌留多と云う分野に新たな光を当て、隆盛をもたらした「ちはやふる」の功績は、司馬遼太郎氏のそれに匹敵する。

なお、遊冶郎に云わせれば、古来日本は和を貴び、雅を愛し、文を尊重してきたお国柄であり、武は外来の思想であって、日本の麗しき伝統とは相いれないのだそうである。

ましてや、明治期に欧米の肉食人種から移入された軍国思想など、日本の伝統思想からすれば、蛮族蛮人の粗卑粗野な、獣類の下劣思想に等しい、と、云う

もっとも哲やんに云わせると、そんなものは、〝思想〟と呼ぶに値しないとのことであるが。

 

2020.05.27-2-2昼(弁当):麦飯(たくあん漬け)、ピーマンの肉詰め、小松菜のわさび和え、かぼちゃの煮物

 

ピーマンの肉詰めが1個だけだが、大きめなので、それでも十分事足る。ピーマンの肉詰めも、失敗が少なくなった。結構なことである。先日も記したが、どうもピーマンの内側に小麦粉をまぶすのを忘れがちである。そのため、焼いている最中に、肉だねがはがれてしまうのかな、と、思っていたが、今回うまくいったところを見ると、小麦粉のこともあろうが、やはり焼き加減、火加減の問題なのかもしれない。

ピーマンの側を焼くときは、火力を弱めにして、じっくりと焼いてみたのである。それが功を奏したのかもしれない。

それにしても毎度のことだが、小麦粉とメリケン粉と薄力粉の区別に混乱する。通常わたいの周囲で使用するときは、同じものなのだが、手順を確認したり、師匠(すなわち我が母者)に教えを乞うたりするときには、やはり混乱する。

───物の名は 所によりて変はりけり 難波の葦は 伊勢の濱荻

とは知っていても、いざとなるとややこしい。

厳密に云えば、薄力粉とは小麦粉の一種であって、小麦粉のことを昔はメリケン粉と云っていたのである。

たしかこのことは以前にも記したところであるが、それでもまだ身に沁みて理解はしていない。

どんな分野の知識でも、それが単なる知識にしかすぎないうちは、学問したことにはならない。智心一体となってはじめて、これを活用し得るのであり、活用しえない知識は屑籠に詰まった反故紙と同じである。

哲やん曰く、「ヘーゲル曰く、『博識はいまだ学問に非ず』」なのだそうである。

 

2020.05.27-3-2晩:玉子麦飯、ピーマンの肉詰め(2個)、ほうれん草のお浸し、かぼちゃの煮物、木綿奴、納豆、味付海苔

 

木綿豆腐はタンパク質やカルシウムの補給によろしく、絹ごし豆腐はビタミンB群やカリウムが豊富である。体調や健康上の目標に沿って摂取するがよろしかろう。

わたいも交互に摂取しようと思っていたが、木綿豆腐を続けることにした。あまり深い理由はない。買物時に木綿豆腐のほうが食べたかったのである。食べたいと思うと云うことは、身体がそれを欲していると云うことである、と、思っているし、基本、それでいいはずである。ただし、酒やコーヒー、甘味物など、常習性、中毒性(正しくは、依存性)のあるものは、この限りでないことはもちろんである。

以前もチラッと思ったのだが、食材そのものは、基本、健康に悪いものはないはずである。健康に悪いものは、そもそも食材にならない。

健康に害を与えるのは、調味料のほうである。

調味料とは、食材自身の味、いわゆる素材の味を引き立てるのが本来であるはずなのに、いつの間にか、調味料自身の味を味わうように錯覚してしまいがちである。いわゆる〝濃い味付け〟と云うやつである。西洋菓子や西洋料理、四川料理や南米料理などがその例である。

現地の人たちにとっては、文化と伝統に根差した料理なのだろうが、異邦の文化、異国の伝統が連綿としている人々にはなじむまい。わたいにしてみれば、〝激辛○○〟などと云うのを好むのは、味覚中枢と脳細胞が破壊されている証左としか思えない。麻薬中毒と同じで、味わいではなく、刺激の強度を求めているのである。そう云えば、古代ローマ帝国のネロ皇帝も、香辛料の効いた料理が好みだったと聞いたことがある。現代中国建国の祖である毛沢東も、激辛の四川料理が好物だったらしい。

ル・マンの日のひとりめし

2020.05.26-1-1朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は〝ル・マンの日〟なのだそうである。

Wikipediaによると、〝1923年のこの日、フランスのル・マンで第1回ル・マン24時間レースが開催されたことから〟定められたらしい。

「今日は何の日~毎日が記念日~」と云うWebsiteによると、〝1923年のこの日、自動車耐久レースの最高峰、ル・マン24時間耐久レースの第1回大会が、フランス北西部の町ル・マンで開催された〟とある。こちらのほうが丁寧なようだ。

ご存じの方はご存じだろうが、ル・マン24時間耐久レースとは、24時間でのサーキット周回数を競う、四輪耐久レースである。〝フォーミュラ1のモナコグランプリとアメリカのインディ500と並び「世界三大レース」と呼ばれ〟、〝またデイトナ24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースとともに「世界三大耐久レース」とも呼ばれる〟そうである(Wikipedia/「ル・マン24時間レース」より)。

こう云った自動車競技(四輪協議)は、おおむね男性に熱狂的な愛好者が多いようだが、近年では女性たちのなかにも、熱狂者が増えているようである。よろこばしいことである。

このレースには、スティーヴ・マックイーンやポール・ニューマンが参加したことでも知られており、ことにスティーブ・マックイーンは、『栄光のル・マン』なる映画の主演まで務めている。日本では近藤真彦氏が参加したことで話題となったが、わたいにとっては、どうでもいい話題であった。

だいたいわたいは、観るほうも乗るほうも、自動車にはあまり興味がない。自動二輪車、いわゆるオートバイにはいささか興味はあるが、それとてレースと云うよりは、ツーリング・ツールとしてのそれである。以前乗っていたのも、当時流行りのレーサー・レプリカではなく、アメリカン・タイプのものである。

  

2020.05.26-2-2昼飯(弁当):麦飯(みそかつおにんにく)、ピーマンの肉詰め(小3個)、ほうれん草のお浸し、かぼちゃの煮物

 

飽きてきた、と、云うわけではないのだが、そろそろかぼちゃの煮物を別の献立に変えようと思っている。季節も初夏にさしかかり、そろそろ梅雨を迎える頃である。なにかこう、さっぱりとしたものが好ましくなってくる。

で、候補として思い浮かぶのが、胡瓜の酢もみ、酢ゴボウ、山芋の上のオクラ、キャベツや白菜の酢漬け、ゴーヤと茄子の佃煮、等々である。

どうも酢漬け関係が多い。ジメジメ蒸々した季節には、酢のものがよく似合う、と、云うことだろう。

山芋の上のオクラは、梅肉を添えて食べるとさっぱりして、しかもその命名効果から(?)、万葉の昔の風情がして(??)清涼な感じがする(???)。ただ1週間保たないのが残念である。

菜の花や秋刀魚とならんで、ゴーヤも食せる時期が限定される、数少ない食材である。そろそろ店頭に並びだしてはいるのだが、まだ158円/本(税抜)と、お廉くない。ゴーヤはとあるルートを通じて、ただで入手できる見込みがあるので、十円台にならなければ、買おうと云う気にならない。それはそうだろう。気兼ねなく無料で手に入るものを、わざわざ金銭を支出して手に入れようと思いますかね?

 

2020.05.26-3-2晩:玉子麦飯、ピーマンの肉詰め(2個)、小松菜のわさび和え、かぼちゃの煮物、木綿奴、納豆、味付海苔

 

ここ最近───と、云うより、かなり久しく───、主菜以外の献立が固定してしまっている。それもあって、かぼちゃの煮物を別の献立に変えようか、と、そこはかとなく思っている。

ほうれん草や小松菜などの青菜類は外せないが、他の料理法に変えることも検討している。問題は、そうすると手間がかかることである。それも道理で、お浸しやわさび和え(あるいはからし合え)よりも手軽な料理法があろうとは思えない。まあ、べつに時間いっぱいいっぱいで料理っているわけではないのだから、少々手間が増えたところで、大勢に影響はないのだが。

ピーマンの肉詰めを料理る際に、ピーマンの内側に小麦粉をまぶすのを忘れてしまった。焼いてるときに肉だねがはがれるんじゃないか、と、危惧したが、無事焼き終えることができた。善哉、善哉。

肉だねには牛豚合挽肉を使った。以前鶏の合挽肉を使ったことがあって、それはそれでよかったのだが、今回は基本(?)に変えることにした。

それに、玉葱と人参、玉子、パン粉を入れて、よく捏ねる。

玉葱は弱火中の弱火で、約30分炒める。人参も、弱火でできるだけじっくりと炒める。そうすることによって、旨味が出てくるのである。

最後に味付けとして、酒少量を加えるのだが、それが少々多かったようだ。ピーマンの外側がふにゃついてしまった。〝隠し味〟と云う言葉の意味を、しっかりと理解する必要がありそうだ。

タップダンスの日のひとりめし

2020.05.25-1-2朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日はタップダンスの日なのだそうである。

Wikipediaによると、〝「タップの神様」と呼ばれたビル・ボージャングル・ロビンソンの誕生日〟で、〝1988年9月に米国議会に提出され、1989年11月にブッシュ大統領が署名した法律により制定された〟のだそうである。

わたいは不明にしてビル・ボージャングル・ロビンソンなる人物を知らない。ボードヴィルや映画で活躍した人だと云うから、映ちゃんやMacに訊いてみたが、両人とも知らないと云う。はなはだ頼りないことである。

映ちゃんに云わせれば、タップ・ダンスと云えば、ジーン・ケリーが有名だろうと云うことで、ジーン・ケリーの映画以外では、フランシス・フォード・コッポラ監督の『コットンクラブ』が、1920年代の合衆国、いわゆる〝ローリング・トゥエンティ〟の雰囲気を醸し出していて秀逸だと云うことである。

日本ではいまひとつメジャーではないようだが、テレビ黎明期の実在の構成作家や芸人たちの生きざまを描いた単発ドラマで、〝和っちゃん先生〟こと泉和助(若かりし日の岡田真澄氏は、この人の付き人をしていた!)に扮した堺正章が、牛若丸の扮装の下駄履きで繰り広げるタップダンスが素晴らしかった。さすがは芸達者なマチャアキである。こう云う人を、本当の「芸人」と云うのだろう。

最近は「芸No人」は掃いて棄てるほどいるし、掃いて棄てたいいわゆる「芸能人」も多いが、「芸人」は少なくなった。

 

2020.05.25-2-2昼(弁当):麦飯(たくあん漬け)、肉じゃが、ほうれん草のお浸し、小松菜のわさび和え

 

お菜3品はすべて先週の残りである。これで先週分の残りはずべてなくなった。今日の昼飯は、さながら在庫一掃処分セールである。

肉じゃがは、厳密に云えば、洋食に属するのであろうが、味付けや日本への根付きかたなどから、ほとんど和食と云ってもいい地位にあろうと思う。誤解の内容に云っておくが、わたいはなにも、千篇一律に、和食だから良い、洋食だから悪い、と、云っているのではない。一般に、日本人には洋食よりも和食のほうが健康によろしかろう、と、思っているだけで、個別の和食のすべてがよろしくて、個別の洋食のすべてが悪い、と、云っているわけではないので、念のため。哲やんに云わせると、日本人は「一般」と「個別」をごちゃ混ぜにして思惟する傾向が顕著なのだそうである。

  

2020.05.25-3-2晩:玉子麦飯、ピーマンの肉詰め(2個)、ほうれん草のお浸し、かぼちゃの煮物、木綿奴、納豆、味付海苔

 

ピーマンの肉詰めも久しぶりである。ここのところ、魚料理(と、云うほどの料理でもないが)ばかりが続いていたことに、あらためて気がついた。環海国家ニッポンに居住する人間としては、当然そうあってしかるべき献立なのだろうが、たまには獣肉類の献立も料理らないと、せっかくおぼえた手順や調味料の配合、焼き加減のコツなどを忘却してしまうおそれがある。なにしろ、習得3年忘却1日を誇る(?)わたいのことである。それに料理は、頭で覚えることも大切なのだろうが、体で覚えることはそれ以上に大切なのである。

そろそろかぼちゃの煮物以外の副菜を、と、考えていたのだが、やはり習慣と易きについてしまった。それにしても、今回は20円/100gになっていた。一時は100g=15円を切っていた時期があったのだから、3割強の値上がりである。これは時季のものなのか、それともコロナの影響だろうか。最近、なにか不愉快なことがあると、すべてコロナのせいにしているような気がする。♬電信柱が高いのも 郵便ポストが赤いのも みんなコロナが悪いのよ と、いうわけである。

日本では政治家はおおむね、生きているときは寄ってたかって袋叩きにされ、死んでからは殉教者並みに持ち上げられる傾向にある。その好例(?)が、吉田茂と田中角栄である。

そのうちコロナも、大いに高評価を得るかもしれない。

───コロナのおかげで働き方改革が劇的に進んだ。

───コロナのおかげで公衆衛生意識が高まった。

───コロナのおかげで家での楽しみが増えた。

───コロナのおかげで別れる踏ん切りがついた。

等々。

吉凶は糾える縄のごとし、人間万事塞翁が馬、蓋棺論定……現在が辛いときには明るい将来を想像するにかぎる。

───暗き夜には空を見よ。恒常不動の一等星。

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