朝:トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ
今日は〝コラムの日〟なのだそうである。
〝コラム〟とは、Columnという英語に由来し、さらにこの英語はラテン語のColumnaを基とするのだそうである。
この語は「柱」あるいは「円柱」を意味し、「円柱状のもの」や「縦の列」などのことも意味するようになった。現在でもExcelなどで縦列のことをカラムと称するのは、ここからきている。
それが新聞や雑誌などの短評欄ないしは囲み記事を意味するようになったのは、やはりそれらの欄が「縦の欄」であったからである。
イギリスの新聞『ロンドン・アドバイザー・リテラリー・ガゼット』(London Advertiser and Literary Gazette)が、世界初のコラムの連載を始めたとき、紙面の縦の欄を使用していたところから、「コラム」と呼ばれるようになったのだそうである。
その世界初のコラムの連載が開始されたのが、1751年の今日であるため、この日が〝コラムの日〟とはなったのである。
新聞のコラムとしては、「天声人語」や「余録」、「編集手帳」、「大波小波」などが有名である。
これらのコラムは、千篇一律無味乾燥公正無私退屈千万な他の記事とは違い、各社の性格が如実に反映されて、ナカナカに興味深くまた面白いものがある。
とりわけ「天声人語」は、各大学の入学試験問題への出題率も高く、学校の授業などでも活用されているようである。
新聞離れが云われて久しいが、これを機に、せめて各新聞社のコラムなりとも、読んでみられてはいかがであろうか。
昼(弁当):麦飯(たくあん漬け)、玉子焼き(2個)、ほうれん草と白菜の胡麻和え、ウインナー(6本)
これまたじつに久しぶりに、手抜き弁当である。
積年の念願であった〝揚げない鶏の唐揚げ〟や〝揚げないイワシフライ〟が、曲がりなりにもなんとかなったので力が抜けたのか、料理る気がうせてしまった。副菜が一品抜け落ちたのも、そのせいだろう。
そんなわけで、今回の弁当は手抜き版である。
手抜きではあるが、朝の準備にはかえって時間を要するかもしれない。玉子焼きは例によって、レンジdeだし巻き卵なる勘弁商品を使っているのであるが、
① 容器の内部に油を塗る。
② 卵を割り入れて、竹串または爪楊枝で3~4回卵黄を刺す。
③ 電子レンジ500Wで30秒。
④ 塩胡椒をして撹拌する。
⑤ 電子レンジ500Wで40秒。
⑥ 専用の型押しで1分、型押しする。
と、意外とこまごまと面倒臭い。もちろん、玉子焼き用のフライパンなどで料理るよりははるかに安全だし───寝惚けアタマで火や油を使った日には、どうなるか分かったものじゃない───、便利であることに違いはない。ただ面倒臭いだけである。
ウインナーも電子レンジで調理(?)できるので重宝である。朝のせわしないさなか、フライパンで炒めたりやボイルしたりするのは願い下げなのである。
ただ今回のウインナーは、本数が少なかった。6本/袋である。その代わり、1本の大きさは大きかった。これなら3本/食でいいかもしれない。
晩:玉子麦飯、即席みそ汁(わかめ、とろろ昆布)、鶏ささみの味噌漬け焼き、ほうれん草と白菜の胡麻和え、かぼちゃの煮物、熟成キムチ、木綿奴、納豆、味付海苔
鶏ささみの味噌漬け焼きがお気に入りのひとつであることは、これまでにもたびたび記してきた。以前にいた仕事場の女性に教えてもらった献立である。
どこかのお店で出されたものなのだそうで、本来は油で揚げているのだそうである。
わたいの場合は、最低でも一晩漬けこんでおいた鶏ささみを、クッキング・シート、もしくは油を引いたフライパンで焼くだけである。
ただ今回は、フライパンに入れた油が多かったのかも知れない、味噌漬けにしたささみを入れた途端、派手な音を立てて油が爆ぜた。焦がさなくてすんだのは結構だったものの、逆になかなか狐色にならず、いつもより時間がかかった。削ぎ切りにはしたものの、じっくり火を通そうと考えて、中火で焼いたからかもしれない。まぁ、強火で焼いて、焦がしたうえに火が通っていない、などと云うようなテイタラクになるよりも、はるかに上出来だろう。
昼の弁当が手抜きになった分、晩食が豪勢になったか、と、云うと、そうはならない。
基本、土曜日に食材の買い出しに行って、日曜日にいっぺんに料理るのだから、豪勢になるのなら昼の弁当も晩食も豪勢になるし、ときとして、朝食まで豪勢になる。当然、逆の場合は、すべてが手抜きになる。今週は後者のようだ。
しかし考えてみれば、主菜すら料理るのが邪魔くさくなって、サバ缶やイワシ缶、さんまの蒲焼き缶などですましたこともある。それを考えれば、まだ上出来だろう。もっともこの調子だと、来週あたり、そうなりそうな気がしないでもないが……。