2020.06.30-1-2

トースト(6枚切り×1枚)、半熟卵(2個)、チェダー・チーズ、プレーン・ヨーグルト、野菜ジュース、バナナ

今日は〝夏越の祓〟の日である。

あまりなじみのない言葉だろうが、12月31日すなわち大晦日に行う〝年越の祓〟に対して、半年にあたる6月の晦日(これをわたいは、〝小晦日〟と呼んでいる)に行われる大祓のことである。

半年分のケガレを落とし、後半年の健康と厄除けを祈願するのである。由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで遡るらしい。

祓、浄、と、云うところからもわかるように、神事すなわち新道の行事である。もともと日本は神の国、神国なのである。キリスト教国だけが神の国ではないのである。

この日は雑穀ご飯に、茅の輪をかたどった円形の食物を乗せた丼飯を食して、罪穢れを祓うとともに、無病息災を祈念する風習がある。わたいがヒイキにしている某外食店では、毎年この時期になると、夏越ご飯の献立を提供してくれていたものである。実のところわたいも、それによって、この風習を知った。

それが今年はHPに掲載されていない。やはりこれも、新型コロナウイルスの影響だろうか。残念なことである。

いまなお新型コロナウイルスの脅威が残存している昨今、各家庭で夏越ご飯を拵えて、心を浄め、新たな気持ちで後半年を迎えるのも悪くないのではないだろうか。

 

2020.06.30-2-2昼(弁当):麦飯(ピリ辛らっきょう)、ロール白菜のトマト煮、小松菜のわさび和え、野菜とわかめの酢漬け

 

野菜とわかめの酢漬けは、白菜を主に、大根、人参、もやし、そしてわかめで料理った。これでようやく、4種類の野菜が摂取できる。小松菜のわさび和えと、茄子とゴーヤとピーマンの佃煮を合わせると、8種類である。7種類以上の野菜を摂取することができたのは何ヶ月ぶりだろうか

世人は夏バテ予防と云うと、肉料理や鰻料理などを思い浮かべるかもしれない。笑止千万である。

肉料理で夏バテ予防に効果があるのは、鶏肝の生姜煮、豚肉の冷しゃぶ、豚肉の生姜焼き、と、わたいは確信している。要は、肝(レバー)か豚肉を食材とした料理であることである。

さらに云えば、なるほど鰻は夏バテ予防に最適な食材ではあるが、栄養価からすると、卵と等価である。敢えて重箱の隅を突いて難を探せば、卵のほうが、若干、コレステロールが高い。

コレステロール、と、云うと、目に角を立てて悪性食品のように騒ぎ立てる向きもあるかもしれないが、気の毒な方たちである。そんな方たちはどうぞ遠慮なく、高価な鰻料理を召し上がられるがよろしかろう。

わたいは同じ効果があって、格段に廉価な卵料理を選択する。

ゴーヤチャンプルなど、卵、豚肉、ゴーヤ、と、夏バテ予防には最適な食材が揃っている。天恵の献立である。

そしてなんと云っても重要なのは、ミネラルやビタミン、そして水分の補給である。と、云うと、スポーツドリンクが真っ先に思い浮かぶかもしれないが、野菜に勝るスポーツドリンクはない、と、わたいは思っている。スポーツドリンクの唯一の利点は、摂取しやすい、と、云うことである。野菜が食べられないくらい消耗した人間でも、スポーツドリンクなら摂取できる。そうでなければ、野菜をより多種類の野菜を摂取するに如くはない。たとえ生野菜サラダでも、で、ある。

 

2020.06.30-3-2晩:玉子麦飯、鰯の生姜煮(3尾)、野菜とわかめの酢漬け、茄子とゴーヤとピーマンの佃煮、木綿奴、納豆、味付海苔

 

豚肉や鰻、そして肝(レバー)が夏バテ予防に最適なのは、ビタミンとたんぱく質を豊富に含んでいるからである。

と、云うことは、卵や大豆なども、夏バテ予防に最適、と、云うことである。

とりわけ豆腐がおススメなのは、この記事をお読みくださっているみなさまならば、ガッテンしていただけるかと思う。

その含有する栄養価のみならず、味にクセがなく、軟らかくて食べやすい。病人や高齢者でも、豆腐ならば容易に食べられる。別段手の込んだ料理に仕上げなくても、冷奴で充分である。豆腐に葱と生姜だけで、充分美味しく食べられる。わたいなぞ、ご覧のとおり、葱も生姜もなしで、タレ代わりのドレッシングだけである。それでも美味いのだから、真に豆腐は真珠の如き食物である。

ちなみに豆腐にかけるドレッシングは日替わりしており、

月…馬路村のゆずぽん

火…青じそドレッシング

水…うま塩ドレッシング

木…中華ごまドレッシング

である。 

もともとは生野菜サラダ用に購入したものであるが、先述したように、豆腐は味にクセがなく、他の味付けが容易であるので、絹木綿を問わず、冷奴にも流用しているのである。